ブランカ見参!


「これは…!」
神が設置した福引セットに釘づけキース。


「ああ、福引。 それは人生のエンターテインメント!」
大興奮の吸血貴族。


「…ぐすん、俺の周りには変態しかいなくて寂しいよアリスぅ…」
一方ウルはアリス復活を願い、月晶石に囲まれ就寝中(ガルーパジャマ愛用)


「…ガウ?(ここはどこだ?)」
不憫に思った神は、寂しさを紛らわすために相棒ブランカを召還しました。


「ガルル…(まあいい、とりあえずマーキングしておくか)」
ちっちゃな体になっても縄張り意識は強いブランカ。


ウル「相棒!俺のために来てくれたのか?ハハハッ、可愛いやつめ!」
ブランカ「くんか、くんか…」

喜ぶウルの体を嗅ぎまくるブランカ。


ウル「え、なに、どうしたブランカ?」
ブランカ「くんか、くんか、くんか…」


ウル「…もしかして、俺臭いの?」
ブランカ「くんかくんかくんかくんか…」

ウルの問いかけを無視し、ひたすら股間を嗅ぎまくる孤高の狼。


「ガマ師匠、今頃何してるだらか…」
その頃ヨアヒムは、色褪せてしまったアースンパイプに腰掛け、
物思いに耽っておりました。 それを見守るV家門番のハチ公。


「それにしても今日は良い天気だっち」


「こんな日は昼寝に限るだら」
器用に土管の上で寝入るヨアヒム。
これでも一応貴族です。


ヨアヒム「師匠…スジだけは…スジを通すのだけは勘弁だら…」
ブランカ「ガルル…(このバカもいたのか)」

そしてマーキングに勤しむブランカ。
ヨアヒムは気付かず夢の中―。


なんやかんやあった一日が終わり、
ブランカはウルの部屋でご就寝。
これでウルの寂しさも薄れることでしょう。



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