
ウル「あー、かったりー」
やる気0なガラの悪い主人公が蒼き城へやってきました。

ウル「アリスー、俺また変なところ来ちゃったよ。カバンも無くなっちゃうし」
何やかんやいいつつも、仏壇に手を合わせる良い子。

ヨアヒム「ゴルァーーー!」
ウル「…うるさいんだけど?」
仕方ありません、ヨアヒムの部屋だもの。

城主に挨拶する前に、勝手に酒を拝借するウル。

三杯目を空けたとき、城主様登場。
キース「…いつの間に来ていたんです?」
ウル「細かいこと気にすんなよ」

突然のイソウロウには慣れっこキース。
別段文句を言うわけでもなく、自分もワインを飲み始める。
その横で四杯目をあおり始めるウル。
キース「あまり飲むと、トイレが近くなりますよ」

キース「ほらね」
ウル「お前もじゃん。てか、俺は大のほうだっつーの」
ウ●チ漏れちゃっていないか心配です。

ウル「イルカって可愛いよなー」
ヨアヒム「うむ、いい武器になりそうだっち」
漢同士、裸のお付き合いをするヨアヒムとウル。
キース「やはり風呂桶といったらケロリンですよね」
一人悦に入るキース。

キース「なかなか上達したじゃありませんか」
ウル「へへっ」
無職でも金が沸いて出てくる彼らの生活。
暇を持て余したウルは、キースにバイオリンを習い、
一緒にセッションするほどの腕前に。

そんな二人の背後に、赤フン一丁の大男が。
キース「ウル!振り返ってはいけません!」
ウル「え?なに?めっちゃ嫌な気配がするんだけど…」
ヨアヒム「素晴らしい演奏に、俺様感動しただっち!」
クネクネとセクスィーダンスを踊るヨアヒム。
ウル「…ねえ、やっぱり後ろにいるのって、アレ?」
キース「ええ、アレです」
関わりたくない二人は、ヨアヒムを完全無視。
踊る。
踊る。
赤フンが踊る。
ヨアヒム「命!」
ウル「あーやべー、何か後ろで懐かしい技やってるよ」
ヨアヒム「ウル!最高の演奏だっち!」
ガシッ!!
ウル「ヒィッ!」
感極まったヨアヒムは、ウルの肩をガッシリホールド。
この直後、【あの子のために!】を喰らったのは言うまでもない。