彼の名は


オセロット達が帰った後、庭で焚き火を始めたジョナサンとヌル。
さすが良く訓練されたジョナサン、薪をくべる手際も鮮やかです。


そんな彼らの住居前に、ブラブラと怪しげな人影が。


ヤツは無人のアウターへブンへ勝手に上がりこみ、エスプレッソをゴクリ。


ヌル「…なぜだか、嫌な予感がする」
ジョナサン「そうか?気のせいだろ?」

燃え上がる炎を前にしても、悪寒を感じる絶対兵士。


???「なにやらこちらから楽しげな雰囲気が」
怪しげな人物は庭へと足を進めます。


そしてヤツは…


マシュマロを焼くヌルと、手を暖めるジョナサンの元へ…


それはもうナチュラルに合流。


一緒になってマシュマロまで焼き出す始末。


ジョナサン「…俺がまだ新米兵士だったころの話だ」
ヤツに気付いているのかいないのか、 炎に興奮したジョナサンは、
ヌルを楽しませようと怪談話を始めました。


ジョナサン「今思い出しても身の毛のよだつ、あれは寝苦しい夏の真夜中…」
???「わくわく、ドキドキ」
ヌル「………」


ジョナサン「洗濯当番だった俺が、しまい忘れた洗濯物を取りに表へ出ると…」
???「……ゴクリ」
ヌル「(…本当に気付いていないのか?)」

裸変態になんの疑問も抱かないジョナサンに疑問を抱くヌル。


ジョナサン「………ところで、」


ジョナサン「ヒソヒソ…(あれは誰だ?)」
ヌル「(気付いていたのか…)…知らない」

怖くて切り出せないでいたジョナサン。


ジョナサン「くぉらーっ!お前は誰だー!?」
大人の威厳をしめそうと、裸変態を威嚇するジョナサン。
でもちょっと声が震えています。


???「…フッ」
ジョナサン「(ビクゥッ!?)」

不敵な笑みを浮かべ、突如立ち上がった裸変態にビクつくジョナサン。


裸次郎「こんにちは、はじめまして。裸次郎と申します」
ジョナサン「!?」


裸次郎「今日から隣へ引っ越して参りました。以後よしなに」
ジョナサン「(…で、デカイ…)」

裸次郎の股間に釘付けなジョナサンには、彼の挨拶など耳に入りません。


ジョナサン「こいつにも負けた…」
ヌル「…?」

ジョナサンが何故打ちひしがれているのか分からないヌル。
股間を強調するかの如くそそり立つ裸次郎。
彼の正体とはいったい!?次回へ続く。


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