取り戻した笑顔


ナオミと親睦を深めるヌル。


「…ここが気持ちいいのか?」
ナオミの腹をひたすら撫で続ける。


「そうか、ナオミはここが弱いのか」
その言い方は卑猥ですヌルさん。


「ナオミー!」
すっかり仲良しになったヌルとナオミは、


ナオミ「コーン!(あいよ、兄ちゃん!)」
呼べば例え外にいようが飛んでくる間柄になりました。
『女の子だからピンクで』とジョナサンが買ってきた、
首のリボンをなびかせてヌルへ駆け寄るナオミさん。


ヌル「ナオミ、チンチンだ」
ナオミ「コン!(おう!)」

芸まで仕込み出す始末。


ヌル「そうそう、うまいぞナオミ」
ナオミ「コンコン!(朝飯前だよ、兄ちゃん!)」

ナオミさんもノリノリです。


ナオミ「コーン!!(すおりゃー!!)」
ヌル「凄いぞナオミ!」

チンチンからバク宙をキメたナオミさんに、ヌルは大喜び。


「ナオミは天才だな」
ナオミさんをこねくり回し褒めるヌル。


「よーし、いい子だ」


「本当に美人だな、ナオミは」
今だにオスだということに気付かないヌル。


ナオミ「ぺろぺろぺろ…」
ヌル「くすぐったいぞナオミー」

親愛の情を示し、ヌルの顔を舐めるナオミさん。


「ハハハ、高い高ーい」
すっかりナオミさんに骨抜きになったヌルの姿に、
『あの子が少年らしく笑い声をあげるなんて…』と
ジョナサン母さんが部屋の片隅で嬉し涙を流しておりました。


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