
模型を使い、敵地にどうやって潜入するかをシミュレーションする二人。

「見張りの気を逸らすために、 爆弾入りのボールを蹴りつけるってのはどうだろう?」

「それなら小型のテニスボール型爆弾のほうが良くないか?」

ジョナサン「そうだな!それでいこう!」
ヌルのフレッシュな意見に、拍手喝さいのジョナサン。
でも蹴った(打った)瞬間に衝撃で爆発するということが分かっていない二人であった。

『ちょっと買い物してくる』と出て行ったジョナサン。
残されたヌルは、ジョナサンの指示通りにハイテク機器を使った訓練をすることに。

「これを付けるのか…」

「…ん?なんだ?」

「この光景は…」

「死体…」

「俺が殺してきた死体でいっぱいだ!!」
目の前に現れた立体イメージ映像に、困惑気味のヌル。

「ハッ!?」

「誰だ?俺に暖かい手を差し伸べるのは…」

「…ボス?ビッグ・ボスなのか?」

「………」
訓練終了後、無言で機材を外すヌル。

「…ビッグ・ボス……」
映像で見た仮初めのボスの姿に、寂しさが込み上げてきた絶対兵士。
どうやらガラスのハートなヌルには、この訓練は向いていないようです。
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