へんな生き物

ウル:なに、これ?
   宇宙人の家?

アリス:さ、さあ…?

宇宙人の家へ近づくウル

アリス:気をつけて!
    変形とか、合体とかするかも!?

ウル:おめ何の話してんの!?
   何見て育ってんの!?
   ああっ!?

引き返してくるウル

キース:どうして戻ってくるんです?

ウル:え?
   だって、危ないじゃない…
   変形したら。

キース:………

アリス:………
    ま、まあ!
    下手に近づくと危ないかもしれないし。
    さ、行きましょう。

超ヤバそうな家だ…
カギなんかついてない。

キース:な、なんですか!?
     この家は…

アリス:なんか、変な機械がありますね…

ウル:やっぱり、ぜったい変形するよ、
   この家。
   ヤシの木とかパタパタ倒れて飛ぶね!

アリス:なに見て育ってるの!?

ガラクタと鉄くずで作られた機械だ。
多分、変形すると
コクピットになるに違いない…

外にでたウル達にかかる、へんな声

へんな声:はーん!?
      あんたら、ここに漂う
      死者のなげきがわかるんか?

ウル:なに?
   この生き物。

へんな生き物:いひひひ!
         たーっくさん、あるじゃろ!?
         人でないもの。死霊でないもの。
         幸せだったもの。不幸だったもの。
         裕福だったもの。貧しかったもの。
         間違えたもの。間違えられたもの。
         いるもの。いらないもの。
         どーでもいいもの。
         みーんな、ここで風と土に還りおった。

へんな生き物に背を向けるアリス

アリス:ど、どなたですか?
    あなたは…

へんな生き物:どして、そっち向くの?

アリス:え?
    あ、あの…
    目を合わせちゃいけないと思って。

へんな生き物:ちょっと今の右ストレートは効いたね!
         あははは…
         言葉の暴力ってやつだ!
         表現の自由ってのと、いつもぶつかる
         やつね。こうやってガツンガツンと。
         わかる?ねっ!?

ウル:おめえぇさあ…、なにっ?

へんな生き物:私?
         私ですか…
         私は…

名前入力画面

へんな生き物:どう?どう?
         名前付けられると思ったでしょ?
         仲間にできると思ったでしょ?
         残念だったなぁー!
         もっと時間があれば、仲間になって
         やっても良かったんだけどなぁ。
         ちょっと間に合いそうにもないからなぁ。
         いやぁ、私も活躍したかったぁっ!

ウル:何の話してんだよ!?

へんな生き物:まあ、いいか。

ウル:よくねぇよ、こらっ!!

アリス:あの…
    あなたは、どなた…ですか?

へんな生き物:私の名は、ロジャー・ベーコン!
         科学と学習をこよなく愛する、
         永遠のスターチルドレンだ!

ウル:なんだよそれ。
   !
   なにっ!?
   ロジャー・ベーコン!?

ロジャー:そうですけど。
      あなたたちは、宅配便の人ですか?

アリス:あの、私たち、
    クーデルカという女の人に、
    ここへ来るよう言われてきたんです。

ロジャー:クーデルカ!?
      クーデルカって、あのクーデルカ?

ウル:どのクーデルカか、わかってんのかよ!?
   じじいっ!!

ロジャー:し、失敬だな君わっ!
      わかってるとも、忘れるはずが無い、
      あの不思議な少女のことは。
      クーデルカ・イアサント。
      …そうだね?

頷くウル

ロジャー:そうか…
      こんなに早く時がおとずれようとはな。
      立ち話もなんだろ。
      ほれ、みんなで私の家に来なさい。
      ここからすぐだから。

ウル:まさか、さっきの…?

ロジャー:先に行って待ってるから。
      早くおいで!
      いいね!

去るロジャー

ウル:何者なんだ?
   ありゃ…

アリス:ロジャー・ベーコン。
    …って、言ってたけど。

ウル:ロジャーのじっちゃんよ!
   あのでっけえ城みたいなのは何だよ?

ロジャー:超古代に、この星へ訪れた生命が
       残していった遺産の一つ。
       …あれこそが「ネアム」その物だ。

キース:一つってことは、
      あのような物が他にもあると?

ロジャー:あるある。
       百個ぐらいあるんじゃないかな。

アリス:そんなに!?

ロジャー:どれも遺跡となって眠っているが、
       過去に何度かそれを蘇らせようと
       した人間がいた。
       有名なバベルの塔の正体も同じ物さ。
       しかし、人に制御できるほど簡単な
       代物じゃないがな。

ウル:アルバートの奴、空の彼方から神が
   飛んでくるって言ってたが、あの
   ネアムってのは何の機械なんだ?

ロジャー:あやつの言う通り、ネアムとは
      古代エピ語でいう「ウキ」の
      ことじゃ。
      わかる?釣りをしてて、
      魚がひっかかるとピクピク動く。
      あれ。
      ひとたびウキが上がれば、480万光年
      離れたM72星雲から、神はそれを目指
      して飛んでくる。そのスゴイ速さでね。

ウル:神様って、そんなに遠くに住んでんの?
   そのへんにいんのかと思ってたよ。

ロジャー:神なんていう呼称は、
      我々が勝手にそう呼んでるだけだ。
      相手は単なる「宇宙生物」だもん。

ウル:宇宙生物が何で神なんだ?
   神様ってのはさあ、こうやって
   葉っぱの上に乗って…

ロジャー:それは仏様!
      いいか…
      例えばありんこの目から
      人間を見た場合、
      その存在は圧倒的なものだ。
      マジメに戦って勝負になる対象では
      ないだろ?
      ありんこには理解できなくとも、
      彼らからしたら、人間は神にも
      等しい存在という事になる。

アリス:じゃあ、宇宙から飛んでくる生物に
    対して、私たちはありんこと同じ
    …ということですか?

ロジャー:そゆこと。

ウル:俺、ありんこだったのか…

キース:なぜ落ち込むんですか!

ロジャー:人の力ではどうにも出来ない、
      圧倒的な存在。
      それが間もなくこの星へとやって来る。
      そうなったら人間どころか、
      地球そのものが消えて無くなって
      しまうだろう。

ウル:……

アリス:どうしたの?

ウル:だってさあ、
   そんなんと戦うんだろ?

ロジャー:はあー!?
      やっぱ、戦う気かぁ!!

アリス:もう、
    くいとめる方法は無いのかしら!?
    このままアルバートに、
    世界は滅ぼされてしまうの!?

ロジャー:無いことはないよ!
      ネアムの中に乗り込んで、
      神がやって来る前に、
      ウキその物を破壊してしまうんだ!

ウル:そんなことできんのかっ!?
   第一、宙に浮いてるんだぜ、あれ!!

ロジャー:いっひっひっ!!
      そこで、この瞬間物質輸送機の
      出番とくるわけですな!!
      さあ、そこの発電機をまわしなさい。

ウル:は?
   これが発電機?
   まわすってどうやるんだよ?

ロジャー:その上で走ってくれ!

ノロノロ歩くウル

ロジャー:走るんだって!
      走れよ!
      そんなんでは電力が足りんだろうが!

走り出すウル

ウル:はあ、はあ…
   なんで…俺が…
   こんなこと…
   てぇぇぇーーーーっ!!

ロジャー:おおー!
      いい感じになってきた!
      よおーーしっ!!
      いくぞーーーっ!!

消え去るロジャー

ウル:き、消えた…っ!?

体から煙を出しつつ玄関から入ってくるロジャー

ロジャー:ただいまっ!!
      どうですか!?
      見たでしょ!?
      私の瞬間物質輸送機の力っ!!
      これを使えば、一瞬にして空調を
      移動できるんだよっ!!

ウル:た、確かにすごいけど…
   あんた、今死にかけてなかった?

ロジャー:あ、あはは、何を言ってるだ!
      気のせいだよ。気のせい。
      ま、まだ微調整が必要だが…
      すごいだろ!?
      目的地点をネアムの座標にセットすれば
      内部にいきなり飛び込めるってわけだ!

アリス:ほかに方法は…

ロジャー:ないっ!!

アリス:…んですよね、やっぱり。

キース:フフフ、良いではないですか?
     この機械で死ぬのも、
     宇宙生物に滅ぼされるのも、
     たいして変わりありませんよ。
     とことん賭けに出る勝負も、
     面白いかもしれません!!

ロジャー:そんなに信用無いですか、これは!
      私の大発明にケチをつけるなんて、
      まったく…

アリス:ち、ちがいますよ!

ウル:そうだよロジャーのじっちゃん!
   俺たちをこいつで、
   あそこまで飛ばしてくれ!!
   ネアムまでよ!!

ロジャー:おお、まかせとけっ!!
      絶対、絶対っ、絶っっ対!!
      無事に運んであげますともっ!!
      そうと決まれば、私はさっそく整備に
      取り掛かりましょう。みなさんも出発の
      用意を整えてください!

会話終了後直後

ロジャー:さあ、整備整備!
     まさかピザの配達用に作った機械が、
     こんな形で人類に貢献できるとは…

ロジャー:おお!!
      そ、それはっ!?

ウル:ああ、これ?
   へへ…
   いいだろ?

ロジャー:す、素晴らしい!
      それこそ、私が永遠に
      追い求める神秘の宝庫!
      ど、どうです?
      ソレとコレ、交換っていうのは?

ウル:…やだよ。
   こっちの方が、ずっと役に立つもん。

ロジャー:そ、そんなこと言わずに!
      これだってすごいんだから!
      きっと役に立つから!
      ね!?

ウル:……
   まあ、いいか。
   もう飽きたし。

「押入れのエロ本」と、
「パルスの断章」を交換した…

ロジャー:
      ……!
      あ”
      このページ開かない!

ウル:俺じゃねえよ!
   そこは最初からだって!

ロジャー:……

ウル:(汗)

ロジャー:ま。
      この事は、二人だけの
      秘密にしておきましょう。

ウル:……

ロジャー:行ってきまーーーすっ!!

ウル:行ってらっしゃーい!

輸送機から消え、
体から煙を立てて玄関から戻ってきたロジャー

ロジャー:ただいまっ!!
      行ってきた!行ってきた!
      行ってきましたよっ!
      月へっ!!

ウル:……
   なに言ってんの?

ロジャー:な、何を言ってるって!?
      月まで飛んできたんですよ、月まで!!
      空気が無くて死ぬかと思ったけど、
      すぐに戻って来たから平気でした!
      いやー、地球は青かった!

ウル:……
   死ねないって、辛いんだね…

ロジャー:あなた信じてないでしょ!?
      私のこと、信じてないでしょ!?
      くーっ!!
      そうだ、これが証拠です!
      お土産にあげましょう!
      取っておいて下さい!

月の鉱石か!?
にぶく輝く石をもらった。
「鵺(ぬえ)の爪」を手に入れた…


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